善く(読み)ヨク

デジタル大辞泉 「善く」の意味・読み・例文・類語

よく【善く/良く/好く/能く/克く】

[副]《形容詞「よい」の連用形から》
念を入れてするさま。十分に。「歯を―磨く」「―勉強しなさい」
程度がはなはだしいさま。非常に。たいそう。「あの親子は―似ている」
その状態条件にふさわしいさま。巧みに。うまく。「―書けました」「―設計された家」
困難なことをしたり、考えられないような喜ばしい結果を得たりして感じ入るさま。本当にまあ。よくぞ。「―来てくれました」「月給だけで―やっていけるね」
相手の非常識な言動などを非難するさま。4を反語的にいう語。よくもまあ。「―のこのこと来られたものだ」
何度も同じことをするさま。しばしば。たびたび。「―物忘れする」「―行く店」
[類語](1十分存分に思うさまみっちりみっしりとく万万ばんばん/(6しばしば度度ちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁くあまたたび何度も再三再再再三再四再びまた重ねて再度又又又もまたもやまたぞろ懲りずまに二の舞性懲しょうこりもないてつを踏む前車のてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入り二度と二度と再びくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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