善鐘寺跡(読み)ぜんしようじあと

日本歴史地名大系 「善鐘寺跡」の解説

善鐘寺跡
ぜんしようじあと

[現在地名]奈良市今在家町

今在家いまざいけ町の北西部にあった寺で、善勝寺とも記す。当寺付近をかつて善鐘寺町といった(奈良曝)。「経覚私要鈔」宝徳元年(一四四九)六月一九日条に「佐保川橋(賃カ)善勝寺前関東南院取之」とあり、京から奈良への入口にあたる佐保さほ川橋詰の善勝寺前で、東大寺東南院が関銭を取っていたことが知られる。文明一二年(一四八〇)九月晦日、土民により全焼(大乗院寺社雑事記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android