喜屋武(読み)きゃん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「喜屋武」の意味・わかりやすい解説

喜屋武
きゃん

沖縄県沖縄島の最南端にある糸満市の旧村域。旧間切(まぎり。行政区画)名。1908年村制施行。1946年真壁村,摩文仁村を合体して三和村となった。1961年糸満町,兼城村高嶺村と合体して糸満町となり,1971年糸満市となった。喜屋武カルスト台地に立地。昔は「きやめ」と呼ばれたが,これは「まで」の意に使われた古語で,「きわめ」の転訛といわれる。第2次世界大戦で最後の激戦地となり,多くの犠牲者が出た。南端が喜屋武岬。海岸一帯は沖縄戦跡国定公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android