喜茂別岳(読み)きもべつだけ

日本歴史地名大系 「喜茂別岳」の解説

喜茂別岳
きもべつだけ

喜茂別町の北部、札幌市南区との境にある山。標高一一七六・九メートル。北になか(一三八七・八メートル)無意根むいね(一四六〇・五メートル)が連なる。南東に標高九六一メートルの小喜茂別こきもべつ岳があり、その山麓に小湿原が発見された。当山は尻別しりべつ川支流ワッカタサップ川の水源の一つで、「丁巳日誌」(報志利辺津日誌)にみえる「ワツカタサ岳」、山川地理取調図に記す「ワツカタサノホリ」は喜茂別岳と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「喜茂別岳」の意味・わかりやすい解説

喜茂別岳
きもべつだけ

北海道南西部,札幌市南区と喜茂別町の境にある火山。標高 1177m。国道 230号線の通る中山峠北北西約 6kmに位置する。輝石安山岩で構成され,頂上北方および東方溶岩流緩斜面が広がる。北斜面は支笏洞爺国立公園に属する。

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