喞筒(読み)ポンプ

デジタル大辞泉 「喞筒」の意味・読み・例文・類語

ポンプ(〈オランダ〉pomp)

外部から機械的エネルギーを受け、流体圧力を与えて送り出したり高所へ上げたりする装置揚水排水圧縮などに用いられる。構造から渦巻きポンプ・軸流ポンプ・往復ジェットポンプなどに分ける。
[補説]「喞筒」とも書く。

しょく‐とう【×喞筒】

ポンプのこと。

そく‐とう【×喞筒】

ポンプのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「喞筒」の意味・読み・例文・類語

ポンプ【喞筒】

〘名〙 (pomp)
① 圧力の働きにより液体気体を高所へ上げたり、送り出したりする装置。用途により揚水・排水・送水圧縮ポンプなどあり、構造から往復・渦巻・ジェットポンプなどに大別される。しょくとう。
暦象新書(1798‐1802)中「ポンプは元来水を揚るの器物の名なり」
② ①を車や自動車に装置して、ホースの先端から水を噴出させるようにした消火設備消防ポンプ
※幼学読本(1887)〈西邨貞〉四「火消人足の中にはポンプを引きて行く者有り」

そく‐とう【喞筒】

〘名〙 (「そく」は「喞」の慣用音) 水や空気を送る筒。ポンプ。しょくとう。
気海観瀾広義(1851‐58)一「筒管を造り、喞筒を以て間断なく新気を輸す」

しょく‐とう【喞筒】

〘名〙 水や空気を送る筒。ポンプ。そくとう。〔種樹書〕

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