嗅ぎ出す(読み)カギダス

デジタル大辞泉 「嗅ぎ出す」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐だ・す【嗅ぎ出す】

[動サ五(四)]
においをかいで人や物のありかを探り出す。「警察犬犯人居場所を―・す」
隠れているものを探り出す。探り当てる。「企業の秘密を―・す」
かぎはじめる。
[類語](2かぎ当てるかぎつける嗅ぐ耳聡い耳が早い早耳地獄耳目聡い目が早い先見の明予覚炯眼けいがん飛耳長目敏感鋭敏明敏さと犀利さいり気が利く嗅ぎ取る嗅ぎ分ける虫の知らせ虫が知らせる機敏俊敏賢い鋭い賢しい過敏利口利発聡明怜悧れいり慧敏穎悟えいご英明賢明シャープ第六感予感直感ひらめき察知インスピレーションぴんとぴんと来る鼻が利く感じ取る気が付く

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精選版 日本国語大辞典 「嗅ぎ出す」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐だ・す【嗅出】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. においなどを、かぎ始める。
  3. においなどをかいで、隠れているものを見つけ出す。
    1. [初出の実例]「イヌ ガ キツネ ヲ kagidashita(カギダシタ)」(出典和英語林集成再版)(1872))
  4. 隠れている物事を、探り出す。探り知る。かぎつける。
    1. [初出の実例]「糊剛(こは)夜着にちいさぎ御座敷て〈泥土〉 夕辺の月に菜食(なめし)(カギ)出す〈怒誰〉」(出典:俳諧ひさご(1690))
    2. 「何者で何故(なんで)此処へ来たのか必度(きっと)嗅ぎ出してやらう」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一)

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