噛熟(読み)かみこなす

精選版 日本国語大辞典 「噛熟」の意味・読み・例文・類語

かみ‐こな・す【噛熟】

〘他サ五(四)〙
食物をかみ砕いて消化する。咀嚼(そしゃく)する。
※虎明本狂言・柑子(室町末‐近世初)「さんさんにかみこなひて、くっとのみこふでござある」
② 思うままにする。自由に扱いこなす。
浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中「五十三次に汁かけてかみこなす与作じゃ」
物事を十分に理解する。熟達する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android