四丁木町(読み)しちようきまち

日本歴史地名大系 「四丁木町」の解説

四丁木町
しちようきまち

[現在地名]金沢市東山ひがしやま一―二丁目

四丁一―三番町までの総称で木町とも称した。元和二年(一六一六)の「加藩国初遺文」には、「卯辰之木町」とみえる。町名はかつてこの辺りに材木商が多く居住していたことにちなむ(亀の尾の記)。続漸得雑記(加賀藩史料)の元禄三年(一六九〇)大火の記事に四丁木町が四丁一―二番町と同時にみえ、文化元年(一八〇四)には四丁一―二番町が四丁木町と合せ称されているように(国事雑抄)、時により町域を異にして用いられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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