四目殺(読み)よつめごろし

精選版 日本国語大辞典 「四目殺」の意味・読み・例文・類語

よつめ‐ごろし【四目殺】

〘名〙
囲碁の基本的なルールの一つ。一個の石は縦横四方の隣接点(ダメ)を詰められると死んだ石として、盤上から取り除かれること。転じて、覚えたばかりの初心者をさす。四目総取碁。
浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)四「かたぶく運の四てうにかかり、四つめごろしの四方の敵に取まかれ、生き石なしの目は白黒
② 淫薬・淫具を用いて、女を悩殺すること。
※雑俳・川傍柳(1780‐83)初「ふり袖四つ目殺しにして仕廻ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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