四竹(読み)よつだけ

精選版 日本国語大辞典 「四竹」の意味・読み・例文・類語

よつ‐だけ【四竹】

〘名〙
① 扁平な二枚の竹片をそれぞれ両手に握り、曲節に合わせて手のひらを開合しながら打ち鳴らすもの。また、それを使っての踊りや曲節。カスタネットに類するもので、かつては放下師などが用いた。
※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)「音楽の小弓三線あいの山〈信徳四つ竹さはぐ竹の都路芭蕉〉」
浮世草子男色大鑑(1687)五「一平次といへる男来て四竹(ヨツダケ)と云事を初て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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