四詩(読み)シシ

デジタル大辞泉 「四詩」の意味・読み・例文・類語

し‐し【四詩】

詩経の、国風・小雅大雅しょうの4種類の詩。
前漢代に伝えられていた4種類の詩経。せい轅固生えんこせいの伝えた斉詩、申培の伝えた魯詩、燕の韓嬰かんえいの伝えた韓詩、魯の毛享もうこうの伝えた毛詩。毛詩のみ完全な形で現存。四家詩。

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精選版 日本国語大辞典 「四詩」の意味・読み・例文・類語

し‐し【四詩】

[1] 詩経での四種の詩体。国風・大雅・小雅・頌のこと。〔許堯佐‐五経閣賦〕
[2] 詩経の古い伝承の四種。魯の人申培の伝えた魯詩、斉の人轅固生の伝えた斉詩、燕の人韓嬰の伝えた韓詩、魯の人毛亨の伝えた毛詩をいい、毛詩のみが完全な形で現存する。〔小学紺珠‐芸文類・四詩〕

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