デジタル大辞泉
「団亀」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
どん‐がめ【団亀】
〘名〙 (「どうがめ(胴亀)」の変化した語)
※俳諧・俳諧三部抄(1677)上「厂かとへは肢先うこく土亀哉〈忋翁〉」
※
歌舞伎・
鳴神(1742か)「師匠様のあのどん亀で、あの女中をくんぐるべいとは」
③ (「どん」を「鈍」にかけていう) 人をあざけっていう語。のろま。おろかもの。
※歌舞伎・
桑名屋徳蔵入船物語(1770)口明「亀は亀ぢゃが、どん亀ぢゃ。心は往
(い)んだ顔ですっこんでゐる」
④ (
楕円の形が似ているところからか)
丁銀のこと。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報