国府[町](読み)こくふ

百科事典マイペディア 「国府[町]」の意味・わかりやすい解説

国府[町]【こくふ】

鳥取県東部,袋川流域を占める岩美郡の旧町。古代,因幡(いなば)国の政治中心で,国庁跡(史跡),国分寺国分尼寺跡栃本廃寺跡(史跡)などがある。米,二十世紀ナシ,葉タバコを産する。南東端の扇ノ山(おうぎせん)は氷ノ山後山那岐山(ひょうのせんうしろやまなぎさん)国定公園に属する。2004年11月岩美郡福部村,八頭郡河原町,用瀬町,佐治村,気高郡気高町,鹿野町,青谷町と鳥取市へ編入。93.40km2。8552人(2003)。

国府[町]【こくふ】

岐阜県北部,飛騨高地中の吉城(よしき)郡の旧町。高山市の北に接し,宮川流域に主集落があり,高山本線が通じる。蔬菜,モモを産し,畜産も行う。木工などの工業を行う。かつての国府所在地。室町建築の経蔵で有名な安国寺,宇津江四十八滝がある。2005年2月大野郡久々野町,丹生川村清見村荘川村宮村,朝日村,高根村,吉城郡上宝村と高山市へ編入。89.05km2。7897人(2003)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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