国相(読み)こくそう

精選版 日本国語大辞典 「国相」の意味・読み・例文・類語

こく‐そう‥サウ【国相】

  1. 〘 名詞 〙 天子をたすけて国家のまつりごとを行なう人。国家の大臣宰相(さいしょう)。こくしょう。
    1. [初出の実例]「彼(かの)毛国鼎は〈略〉おのれ国相(コクサウ)となりて、威勢をふるはんと」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐宣公一二年〕

こく‐しょう‥シャウ【国相】

  1. 〘 名詞 〙こくそう(国相)

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普及版 字通 「国相」の読み・字形・画数・意味

【国相】こくしよう

宰相。

字通「国」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の国相の言及

【長州藩】より

…区域は時代で若干異なる)に分けられていた。支配の機構は藩主に随従して,江戸で藩政の枢機に参画した当役(とうやく)(のち行相という)と,藩地にあって財政や民政に当たった当職(とうしよく)(国相)があり,当職以下は総称して地方(じかた)職座といった。当役の権は時代が下がるにつれて当職を凌駕(りようが)し,さらに実権は当役の下にあった手元役や右筆(ゆうひつ)に移った。…

※「国相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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