国際協力構想(読み)こくさいきょうりょくこうそう(英語表記)international cooperation scheme

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際協力構想」の意味・わかりやすい解説

国際協力構想
こくさいきょうりょくこうそう
international cooperation scheme

1988年5月に竹下首相が発表した国際協力基本方針。 (1) 紛争解決の外交努力への積極的参加,要員派遣,資金協力など,平和のための協力強化,(2) 世界的文化遺跡の保存などの文化交流の強化,(3) ODA (政府開発援助) の拡充強化をその内容とする。特に,平和のための協力強化は「日本はモノ,カネは出すが,人的貢献には消極的である」との従来からの批判にこたえるために打ち出されたものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android