デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土岐成頼」の解説
土岐成頼 とき-しげより
嘉吉(かきつ)2年生まれ。一色義遠(いっしき-よしとお)の子。一説に饗庭(あえば)元明の子とも。土岐持益(もちます)の養子となり,美濃(みの)(岐阜県)守護をつぐ。応仁(おうにん)の乱では西軍の山名持豊(もちとよ)方にくわわり,乱後は足利義視(よしみ),義材(よしき)(のち義稙(よしたね))父子をともない美濃へもどる。明応4年船田合戦で跡継ぎに長男政房を推す守護代斎藤利国に敗れ,隠居。明応6年4月3日死去。56歳。名は「なりより」ともよむ。