土門(読み)ツチモン

デジタル大辞泉 「土門」の意味・読み・例文・類語

つち‐もん【土門】

左右築地ついじ屋根のない門。土構え門。

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精選版 日本国語大辞典 「土門」の意味・読み・例文・類語

つち‐もん【土門】

〘名〙 築地(ついじ)なかにあけた門。土構門(つちがまえもん)
吾妻鏡‐寛喜二年(1230)六月九日「後藤判官下部一人悶絶、則纏莚出北土門

どもん【土門】

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世界大百科事典(旧版)内の土門の言及

【門】より

…唐門は近世になってからとくに賞用され,神社や霊廟建築にはかならずといってよいほど設けられた。 上土門(あげつちもん)(図8)は棟門の屋根を水平な板で葺き,上に土を上げたもので,住宅に多く用いられ,室町時代には武家のおもだった人の家に建てられた。絵巻には多く出ているが,現存のものは法隆寺上土門一つしかなく,これも屋根の上に土はのせず,檜皮(ひわだ)で土をのせた形に葺いている。…

【突厥】より

…その下に小可汗(小ハガン),葉護(ヤブグ)などの諸侯がいて,支配階層を形成した。アルタイ山脈の南西麓にいた阿史那氏の族長土門(チュメンTümän)はジュンガリアの鉄勒諸部を服属させたのち,552年に柔然を倒して伊利(イルリグIllig)可汗(ブミンBumïn可汗)と称し,モンゴリアの遊牧騎馬民を統合する一方,弟の室点蜜(しつてんみつ)(イステミIstämi可汗,ビザンティン史料のシルジブロスSilziboulosまたはディザブロスDizaboulos)は,エフタルを滅ぼして(567)ソグディアナを手中にし,天山山脈中のユルドゥズ渓谷を本拠とする西面可汗として中央アジアを掌握した。土門の子,木杆(ムカン)可汗のとき柔然を滅亡させ(555),ついで吐谷渾(とよくこん),契丹,キルギスを併せ,ユチュケン山を本拠として発展をとげた。…

※「土門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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