在り来(読み)アリク

デジタル大辞泉 「在り来」の意味・読み・例文・類語

あり・く【在り来】

[動カ変]年月を経て現在に至る。その状態で経過してきている。
白妙に雪は降り置きていにしへゆ―・きにければ」〈・四〇〇三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「在り来」の意味・読み・例文・類語

あり‐・く【在来】

  1. 〘 自動詞 カ行変 〙 (その状態で)ずっと存続してきている。また、(その状態が)ずっと存続し経過している。
    1. [初出の実例]「又、汝大伴卿(まふちぎみ)、紀卿等と、同じ国近き隣の人にして、由来(アリクルこと)(ひさ)し」(出典:日本書紀(720)雄略九年五月(前田本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android