圭角(読み)ケイカク

デジタル大辞泉 「圭角」の意味・読み・例文・類語

けい‐かく【×圭角】

《「圭」は玉の意》
ぎょくのとがったところ。玉のかど
性格言動にかどがあって、円満でないこと。
「世の中の辛酸を嘗めつくして、その―がなくなって」〈花袋田舎教師
[類語]角角しいかど

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精選版 日本国語大辞典 「圭角」の意味・読み・例文・類語

けい‐かく【圭角】

  1. 〘 名詞 〙 玉のとがったかど。転じて、言語動作などがかどだっていて、人と折り合わないこと。気性が鋭く円満でないこと。かどかどしいこと。
    1. [初出の実例]「九州一翁、吐詞や話機渾円、不圭角事也」(出典:東海一漚集(1375頃)二)
    2. 「望夜の月を看よ。円満なりと謂ふも猶ほ多少の圭角あるを免れず」(出典:美術真説(1882)〈フェノロサ〉)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐遊青龍寺贈崔大補闕詩〕

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普及版 字通 「圭角」の読み・字形・画数・意味

【圭角】けいかく

圭玉の角。とがり。宋・朱熹〔孟子序説〕才(わづ)かにれば、(すなは)ち圭角り。

字通「圭」の項目を見る

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