地図苔(読み)チズゴケ

デジタル大辞泉 「地図苔」の意味・読み・例文・類語

ちず‐ごけ〔チヅ‐〕【地図×苔】

ヘリトリゴケ科の地衣類高山岩石着生地衣体は硫黄色で縁が黒い菌糸で囲まれ、地図のような外観を示す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地図苔」の意味・読み・例文・類語

ちず‐ごけ チヅ‥【地図苔】

〘名〙 ヘリトリゴケ科の植物北半球の高山に広く分布する。日本では北海道本州の高山の岩石上に着生する。地衣体は硫黄色を呈し、黒色の菌糸によってふちどられて他の地衣と接する所では黒く境界線を生じ、地図のような外観を成す。子器は散生して直径一ミリメートル足らずの円形で、地衣体になかば埋没する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「地図苔」の解説

地図苔 (チズゴケ)

学名Rhizocarpon geographicum
植物。ヘトリゴケ科の固着地衣,高山植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android