塞がる(読み)フサガル

デジタル大辞泉 「塞がる」の意味・読み・例文・類語

ふさが・る【塞がる】

[動ラ五(四)]
あいていた箇所が詰まる。すき間や穴がなくなる。「家が建って空き地が―・る」
物が詰まって通じなくなる。また、物がじゃまをして通れなくなる。「下水管ごみで―・る」「道が落石で―・る」
開いていたものが閉じた状態になる。「袋の口がやっと―・る」「あいた口が―・らない」
他のものに占められていて、使うことができない。いっぱいであきがない。「手が―・っている」「部屋全部―・っている」
心が、ある感情でいっぱいに占められる。「悲しみで胸が―・る」
ふさがり2方角に当たる。「南が―・っている」
[類語]つかえる詰まる塞ぐ結ぼれる沈む滅入めい曇るうつする鬱屈うっくつする鬱結うっけつする消沈するしょげるしょげ返るふさぎこむ

ふたが・る【塞がる】

[動ラ四]
いっぱいになる。ふさがる。
「胸―・りて嘆く」〈かげろふ・中〉
方塞かたふたがりになる。
「今宵、中神内裏うちよりは―・りて侍りけり」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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