塞止・堰止(読み)せきとどめる

精選版 日本国語大辞典 「塞止・堰止」の意味・読み・例文・類語

せき‐とど・める【塞止・堰止】

〘他マ下一〙 せきとど・む 〘他マ下二〙
① 流れるものや通るものをさえぎり止める。せきとめる。
平中(965頃)二九「川避きにせきとどめたる水上の見るまにまにもまさる君かな」
日葡辞書(1603‐04)「ミチヲ xeqitodomuru(セキトドムル)
② 涙や気持、または進行などを抑制する。せきとめる。
古今(905‐914)恋三・六六〇「たぎつせのはやき心をなにしかも人めつつみのせきとどむらん〈よみ人しらず〉」

せき‐と・める【塞止・堰止】

〘他マ下一〙 せきと・む 〘他マ下二〙
※小大君集(1005頃)「もみぢばを水の心にまかすれば大井河をやせきとめて見ん」
※竹取(9C末‐10C初)「御門なほめでたくおぼしめさるる事せきとめがたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android