塵篭(読み)じんこ

精選版 日本国語大辞典 「塵篭」の意味・読み・例文・類語

じん‐こヂン‥【塵壺・塵籠】

  1. 〘 名詞 〙 室内調度品の一つ江戸時代、室内調度品として飾りものに、また実用としては上品な屑籠に用いた。古く中国で用いた、唾(つば)を吐き入れる金・銀・銅製唾壺(だこ)にならったもの。
    1. [初出の実例]「手元に塵籠(ヂンコ)もあるに栢(かや)のから莨菪盆(たばこぼん)に捨」(出典:浮世草子好色一代女(1686)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android