夏胞子(読み)なつほうし(英語表記)uredospore; urediospore

日本大百科全書(ニッポニカ) 「夏胞子」の意味・わかりやすい解説

夏胞子
なつほうし

サビキンの二核性栄養胞子。色は黄褐色か無色で、表面には小突起と数個の発芽孔がある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夏胞子」の意味・わかりやすい解説

夏胞子
なつほうし
uredospore; urediospore

銹菌 (さびきん) 類が生じる5種に及ぶ胞子のうち一種銹胞子に由来する菌糸体に形成される夏胞子器内に,多数の二核性の胞子として生じる。そこから生じてきた菌糸は再び夏胞子を生じるほか,季節によって冬胞子を生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android