外車(読み)ソトグルマ

デジタル大辞泉 「外車」の意味・読み・例文・類語

そと‐ぐるま【外車】

外側に装置した車輪。⇔内車うちぐるま
汽船の舷側外に装置された水車のような形の車輪。がいしゃ。

がい‐しゃ〔グワイ‐〕【外車】

外国製の自動車
汽船の両舷または船尾につけ、回転して水をかくことによって船を推進させる水車形の車。水上大部分が出ている。外輪

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精選版 日本国語大辞典 「外車」の意味・読み・例文・類語

がい‐しゃ グヮイ‥【外車】

〘名〙
① 外国製の自動車。外国から輸入された自動車。
※野獣死すべし(1958)〈大藪春彦〉「道路に止めてある新型の外車にもぐり込んで」
② 船の中央の両外側、あるいは船尾に付けて、回転させて船を進める水車状の車。外輪。→外車汽船。〔附音挿図英和字彙(1873)〕

そと‐ぐるま【外車】

〘名〙 器械外部に装置した車輪。特に、外車汽船の中央の両外側、あるいは船尾につけて、回転させて船を進める水車状の車。がいしゃ。〔和英語林集成再版)(1872)〕

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世界大百科事典(旧版)内の外車の言及

【外車船】より

…外輪船ともいう。推進用に外車paddle wheel(以前は外輪と呼ばれたが,現在,専門用語としては外車が広く用いられる)と呼ばれる水車のような装置を備えた船。19世紀の初頭にアメリカで実用化された蒸気船は,蒸気機関で動かされる外車船であり,R.フルトンがハドソン川で営業運航に成功したクラモント号も,ワットの蒸気機関を積んだ外車船であった。…

※「外車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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