多品種少量物流(読み)たひんしゅしょうりょうぶつりゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多品種少量物流」の意味・わかりやすい解説

多品種少量物流
たひんしゅしょうりょうぶつりゅう

多くの品種を頻繁に少量ずつジャスト・イン・タイム方式で運ぶこと。消費の多様化に対応して各小売店が商品の種類を大幅にふやした結果,各商品ごとの在庫数の減少を余儀なくされたことや,顧客鮮度に敏感になったことがその背景にある。ところが,交通渋滞や人件費問題が深刻になり,多品種でも売れないものまで置いてはロスにつながることがわかった。このため,現在ではコンビニエンスストアなどでは売れ筋に商品を絞ることで,むしろ販売効率を上げ高収益を確保する傾向がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android