夜の御座(読み)ヨルノオマシ

デジタル大辞泉 「夜の御座」の意味・読み・例文・類語

よる‐の‐おまし【夜の座】

夜の御殿おとど1」に同じ。
「―に入り給ひぬ」〈若紫
貴人夜具
「夜のしとねをば公家にては―とも」〈貞丈雑記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜の御座」の意味・読み・例文・類語

よる【夜】 の 御座(おまし)

  1. 天皇や貴人の御寝所帳台をさすといわれる。
    1. [初出の実例]「みこよろこびたまふて、よるのおましのまうけさせ給ふ」(出典:伊勢物語(10C前)七八)
  2. 貴人の夜具の異称
    1. [初出の実例]「夜のしとねをば公家にてはよるのおましとも御すべりとも被申由也」(出典:随筆・貞丈雑記(1784頃)三)

よ【夜】 の 御座(おまし)

  1. よる(夜)の御座(おまし)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android