夜鶴(読み)ヤカク

デジタル大辞泉 「夜鶴」の意味・読み・例文・類語

や‐かく【夜鶴】

白居易「五弦弾」の「夜鶴子を憶い籠中に鳴く」から》夜、巣の中で子をはぐくむツル。転じて、母性愛の深いことのたとえ。よるのつる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜鶴」の意味・読み・例文・類語

や‐かく【夜鶴】

〘名〙 夜の鶴。夜鳴く鶴。夜中に巣ごもっている鶴。また、「白居易‐五絃弾」の「第三第四絃冷冷、夜鶴憶子籠中鳴」から、親の子を思う情が切であることのたとえ。
扶桑集(995‐999頃)七・旧隠詠懐敬上所天閣下〈都良香〉「夜鶴眠驚松月苫、暁鼯飛落峡烟寒」
読本椿説弓張月(1807‐11)続「限なき哀別、夜鶴(ヤクヮク)(かご)に悲鳴し」 〔孔稚珪‐北山移文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「夜鶴」の読み・字形・画数・意味

【夜鶴】やかく

夜の鶴。

字通「夜」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android