夢見山(読み)ゆめみやま

日本歴史地名大系 「夢見山」の解説

夢見山
ゆめみやま

JR甲府駅の北東愛宕あたご山の北に連なる標高四四二メートルの山。山頂に昭和四七年(一九七二)建設の仏舎利塔が建つ。その東方に位置する標高四三九メートルの烽火台と伝承される円錐状の小ピークを夢見山山頂とする説もある。古くはゆめ山と呼称するのが一般的で、近世初頭の作成と推定される甲州古城勝頼以前図(恵林寺蔵)に夢山の表記がある。夢見山と大笠おおがさ山の間に位置する鞍部には二ッ塚ふたつづか古墳群三基が知られるが、近年夢見山東側山腹にも二基の古墳が発見され、南傾斜面にも須恵器散布が確認できることから数基の古墳が存在したものと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android