大戸下村(読み)だいとしもむら

日本歴史地名大系 「大戸下村」の解説

大戸下村
だいとしもむら

[現在地名]柵原町大戸下

塚角つかつの村の南に位置する吉井川の川湊の村。同川支流の本山ほんざん川流域および本山川に注ぐ小川筋の王入おういれ集落などを含む。本山川上流部の大戸上村と併せて大戸村と記されることがあり、正保郷帳では大戸村として田一七九石余・畑一一四石余。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳では改出高九八石余・開高四九石余、村位は上。同年の美作国郷村帳に大戸村下とあり、高二一〇石余。「作陽誌」では上下合せて水田一七九石余・陸田一一四石余、家数一一三、男三二九・女二二六。天保(一八三〇―四四)頃の美作国郷中高帳では大戸下村とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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