大故(読み)タイコ

デジタル大辞泉 「大故」の意味・読み・例文・類語

たい‐こ【大故】

大きな不幸。父母の喪。
「父の―に及ばんとするを報ず」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大故」の意味・読み・例文・類語

たい‐こ【大故】

〘名〙 (「故」は、できごとの意)
① 大きな事故。災害。大事。
※童子問(1707)中「若有大故、不已而後絶之、雖君子免」 〔周礼‐地官・小司徒〕
② 大きな不幸。また、父母の喪。
※耕雲口伝(1408)「弱冠の年は父兄の大故にあひて、三とせのほどは藤衣はづるるいとの一すぢに、うれへの色にやつれはてて」 〔孟子‐滕文公・上〕
③ 大きな悪事。悪逆。大罪。〔論語‐微子〕

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