大百日(読み)オオビャクニチ

デジタル大辞泉 「大百日」の意味・読み・例文・類語

おお‐びゃくにち〔おほ‐〕【大百日】

歌舞伎の立ち役のかつら一種月代さかやきを100日間もそらずにおいたようすを示し、「楼門五三桐さんもんごさんのきり」の石川五右衛門などに使う。大百だいびゃく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大百日」の意味・読み・例文・類語

おお‐びゃくにち おほ‥【大百日】

〘名〙 歌舞伎に用いるかつらの一種。百日鬘(かつら)のさらに月代(さかやき)の長くのびているもの。盗賊・妖術使いなどの役に多く用いる。大百(だいびゃく)
※歌舞伎・太鼓音智勇三略(酒井の太鼓)(1873)三幕「億川善三郎、大百日(オホビャクニチ)、お納戸綸子(なんどりんず)の一つ着、白のしごき、以前の一腰を差し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android