大百日(読み)オオビャクニチ

デジタル大辞泉 「大百日」の意味・読み・例文・類語

おお‐びゃくにち〔おほ‐〕【大百日】

歌舞伎の立ち役のかつら一種月代さかやきを100日間もそらずにおいたようすを示し、「楼門五三桐さんもんごさんのきり」の石川五右衛門などに使う。大百だいびゃく

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精選版 日本国語大辞典 「大百日」の意味・読み・例文・類語

おお‐びゃくにちおほ‥【大百日】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎に用いるかつらの一種。百日鬘(かつら)のさらに月代(さかやき)の長くのびているもの。盗賊・妖術使いなどの役に多く用いる。大百(だいびゃく)
    1. 大百日〈戯場訓蒙図彙〉
      大百日〈戯場訓蒙図彙〉
    2. [初出の実例]「億川善三郎、大百日(オホビャクニチ)、お納戸綸子(なんどりんず)の一つ着、白のしごき、以前の一腰を差し」(出典:歌舞伎・太鼓音智勇三略(酒井の太鼓)(1873)三幕)

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