デジタル大辞泉
「大義」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たい‐ぎ【大義】
- 〘 名詞 〙 ( 「だいぎ」とも )
- ① 重要な意義。大切な意味。要義。
- [初出の実例]「大乗教猶称二是方便一者、即如二上釈一、大義未レ周故也」(出典:法華義疏(7C前)一)
- 「大義をわすれて小威儀にとどこふると」(出典:十善法語(1775)二)
- [その他の文献]〔漢書‐芸文志〕
- ② 人のふみ行なうべき大切な節義。人倫の大きな筋道。君臣、親子、男女の道など。
- [初出の実例]「文思弘道、凌二殷周一而大義貫レ三」(出典:性霊集‐六(835頃)奉為桓武皇帝講太上御書金字法花達
) - 「此大臣まさしき外戚の臣にて政(まつりごと)をもはらにせられしに、天下のため大義をおもひてさだめおこなはれける」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)
- [その他の文献]〔易経‐家人卦〕
- ③ 過重な負担。厄介な事柄。大儀。
- [初出の実例]「鹿苑寺領庭石十ヶ、自二東府一被レ召レ之。為二寺家一可二引進一之命有レ之。然者寺家大義不レ可レ過レ之。達二台聴一有二御免一者、為二寺家之大幸一」(出典:蔭凉軒日録‐文明一八年(1486)七月二日)
- ④ 「たいぎ(大義)親を滅す」の略。
- [初出の実例]「月二つむすこ太義を思ひたち」(出典:雑俳・柳多留‐九(1774))
- ⑤ 聖徳太子が推古天皇一一年(六〇三)に制定した冠位十二階のうちの一つで、第九番目の位。
- [初出の実例]「始めて冠の位を行ふ。大徳・小徳・大仁・小仁・大礼・小礼・大信・小信・大義(音読符号)・小義・大智・小智、并せて十二階なり」(出典:日本書紀(720)推古一一年一二月(岩崎本訓))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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「大義」の読み・字形・画数・意味
【大義】たいぎ
人倫の最も正しい道。〔易、家人、彖伝〕男女正しきは、天地の大義なり。家人、嚴君
りとは、
母の謂ひなり。~家を正して天下定まる。字通「大」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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