日本大百科全書(ニッポニカ) 「大郷(町)」の意味・わかりやすい解説 大郷(町)おおさと 宮城県中部、黒川郡にある町。1959年(昭和34)町制施行。町名は古く当地一帯を「大谷郷」と称したことに由来する。町域中部を流れる吉田川沿いの沖積平野と、南北の丘陵部からなる純農村地帯である。米作、肉用牛の飼育などが盛んで、特産の野菜にモロヘイヤがある。大松沢に貝塚があり、粕川(かすかわ)の諏訪(すわ)古墳、山中古墳では円筒埴輪(はにわ)が出土する。町の南東隣の松島町内に三陸沿岸道路松島大郷インターチェンジがある。面積82.01平方キロメートル、人口7813(2020)。[境田清隆]『『大郷町史』全4巻(1980~1986・大郷町)』[補完資料] | 大郷町の要覧 宮城県大郷町位置図 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例