大金書(読み)オオカナガイ

デジタル大辞泉 「大金書」の意味・読み・例文・類語

おお‐かながい〔おほ‐〕【大金書/大金貝】

楊弓の200本の矢数うち、180本以上の当たり。看板に当たりの矢数と射手の名を金泥きんでいで記し、店頭に掲げて表彰した。
[補説]「大金貝」は当て字

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精選版 日本国語大辞典 「大金書」の意味・読み・例文・類語

おお‐かながいおほ‥【大金書・大金貝がひ】

  1. 〘 名詞 〙 楊弓(ようきゅう)の矢数二〇〇本のうち、一八〇本以上の当たりをいう。金泥で矢数と射手名を記した看板を店頭に掲げて表彰した。
    1. [初出の実例]「楊弓(やうきう)は一中かかりに大金貝(カナガイ)の看板」(出典:浮世草子西鶴織留(1694)一)

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