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[第2次大戦前の女子教育]
明治初年には,男女は平等とする欧米の近代的市民的女性観の影響をうけ,開明的女子教育振興策が急速に進められた。留学を目的とした津田梅子ら5少女のアメリカ派遣(1871),男子と同等の教育をする官立女学校の東京女学校開設(1872),〈学制〉(1872)による教育における男女平等の唱導とすべての子どもの小学校入学の奨励などが行われた。しかし自由民権運動抑圧ともからんで政府が強権的国家主義的政策に転じると,女子教育も伝統的儒教主義的女性観をふまえた,性別による天分の差に応じた教育へと変化させられた。…
※「女学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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