孫杓子(読み)マゴジャクシ

デジタル大辞泉 「孫杓子」の意味・読み・例文・類語

まご‐じゃくし【孫×杓子】

タマチョレイタケ科のキノコ針葉樹林内に生え、マンネンタケに似るが、全体に黒くてうるしを塗ったような光沢があり、茎が長い

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精選版 日本国語大辞典 「孫杓子」の意味・読み・例文・類語

まご‐じゃくし【孫杓子】

〘名〙
① 越前国(福井県)南条郡湯の尾峠の茶屋で売られた、お守り杓子疱瘡(ほうそう)麻疹(ましん)など、小児の病気に霊験があるとされた。
※俳諧・鷹筑波(1638)三「まこじゃくしとてけいづ言(いふ)なり 重盛を忠盛たてし天下〈重治〉」
※書言字考節用集(1717)三「孫嫡子 マゴヂャクシ」
② 「まんねんたけ(万年茸)」の異名。〔名言通(1835)〕
[補注]①は、「孫嫡子」「まごぢゃくし」と書かれた例もある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「孫杓子」の解説

孫杓子 (マゴジャクシ)

学名Cordyceps sobolifera
植物。サルノコシカケ科の担子菌類,薬用植物

孫杓子 (マゴジャクシ)

植物。サルノコシカケ科の担子菌類,薬用植物。マンネンタケの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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