官官(読み)ツカサツカサ

デジタル大辞泉 「官官」の意味・読み・例文・類語

つかさ‐つかさ【官/司】

中央の各省庁。「―できちんと対応する」
多く役所。また、多くの役人。つかさづかさ。
「御法事にすべて―の人皆ゐたち」〈栄花・月の宴〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「官官」の意味・読み・例文・類語

つかさ‐づかさ【官官】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つかさつかさ」とも )
  2. 多くの役所。あらゆる役所。諸官省の寮司
    1. [初出の実例]「官官(つかさづかさ)に仕へ奉る人等の過ち犯しけむ雑雑の罪を」(出典延喜式(927)祝詞)
  3. 多くの役人。役人たち。つかさびとたち。百官
    1. [初出の実例]「百官(ツカサツカサ)、臣、連、国の造、伴の造〈略〉羅列(つらな)りて匝(かさな)りて拝(をか)みたてまつる」(出典:日本書紀(720)孝徳即位前(北野本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android