定広村(読み)さだひろむら

日本歴史地名大系 「定広村」の解説

定広村
さだひろむら

[現在地名]門前町定広

地原ちはら長井坂ながいざか両村の南、はつヶ川支流の谷川峡谷の段丘に立地。定弘とも書く。天正年間(一五七三―九二)の一〇月五日付三輪吉宗書下(道下村文書)に「一尺 定弘」とみえ、八ヶ川の鮭川役として一尺が賦課されていた。正保郷帳では高一〇二石余、田方四町八反・畑方二町余。承応三年(一六五四)の村御印でも同高、免四ツ八歩(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高一二二石、免五ツ、小物成は山役六六匁・漆役二匁・炭竈役二六匁(三箇国高物成帳)


定広村
さだひろむら

[現在地名]春江町定広

九頭竜くずりゆう川の東岸に沿い、西方寺さいほうじ村の西にあり、北は新保しんぼ(現坂井町)。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では上木部かみきべ庄に含まれ、村名は正保郷帳にみえる。同郷帳によれば田方二三三石余・畠方八五石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android