ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「実学[朝鮮]」の意味・わかりやすい解説 実学[朝鮮]じつがく[ちょうせん] 李朝後期,従来の空理空論に失する朱子学を批判し,実事求是,利用厚生を目標として興った学問。その研究分野は政治,経済,軍事,技術,歴史学,言語学,文学,芸術と多岐にわたる。17世紀に柳馨遠らの先駆者によって打ち立てられ,18世紀に入り,李瀷,朴趾源,朴斉家などが輩出することによって開花し,のち丁若鏞によって集大成をみた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報