実詮(読み)じっせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「実詮」の解説

実詮 じっせん

1663-1740 江戸時代前期-中期の僧。
寛文3年生まれ。真言宗。江戸霊雲寺の浄厳(じょうごん)に密教をまなぶ。倶舎(くしゃ),唯識,華厳(けごん)にも通じ,華厳宗鳳潭(ほうたん)との論争は十数年におよんだ。河内(かわち)(大阪府)延命寺,のち京都清水寺の光乗院ですごした。元文5年3月10日死去。78歳。字(あざな)は真教,真暁。号は極喜堂。著作に「大日経教主義」「秘密灌頂印言義」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android