宮津[市](読み)みやづ

百科事典マイペディア 「宮津[市]」の意味・わかりやすい解説

宮津[市]【みやづ】

京都府北部の市。1954年市制。宮津湾に臨む中心市街は江戸中期以降本庄氏の城下町西廻り航路の寄航地,丹後縮緬(ちりめん)機業地をひかえた商港として栄えた。沿岸漁業基地で,ニッケル製錬,メリヤス,化学繊維などの工業も行われる。北近畿タンゴ鉄道が通じる。海岸は天橋立など景勝地が多く,丹後天橋立大江山国定公園に属する。式内社で丹後一宮籠(この)神社西国三十三所観音霊場28番札所成相(なりあい)寺智恵文殊で知られる智恩(ちおん)寺,丹後迎講(げいこう)の発祥地の一つ府中大乗寺などがあり,世屋高原家族旅行村,府立丹後リゾート公園など観光施設も整備されている。172.74km2。1万9948人(2010)。→宮津

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