宮犬村(読み)みやいぬむら

日本歴史地名大系 「宮犬村」の解説

宮犬村
みやいぬむら

[現在地名]内浦町宮犬

不動寺ふどうじ村の東にあり、内浦街道が通る。みやいん・みやのとも称する。正保郷帳に村名がみえ、高二五二石余、田一一町五反余・畑五町三反余。承応三年(一六五四)の能登奥両郡収納帳では草高二七一石余、免四ツ九歩。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高二八二石、免五ツ一歩、小物成は山役一五四匁(三箇国高物成帳)。天保郷帳では南東清真きよざね村分を合せて記載される。灌漑末次すえつぐ用水和田わだ用水などを用いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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