宮薗村(読み)みやぞのむら

日本歴史地名大系 「宮薗村」の解説

宮薗村
みやぞのむら

[現在地名]瀬高町大広園おおひろぞの

広安ひろやす村の南にあり、大根だいこん川の両岸にまたがって形成される。東は大木おおぎ村。地元では「みやぞん」と通称する。天正一五年(一五八七)一〇月一三日、立花統虎(宗茂)が安堵した筑後国内の安楽寺(太宰府天満宮)領のうちに山門郡の「(宮)薗村」六反があった(「立花統虎坪付」水田天満宮文書)。文禄四年(一五九五)の知行方目録に「宮その村」とみえ、隣接する広安村と一括された高四〇三石余。元和七年(一六二一)の郡村帳では玄蕃高二五四石余、小物成は山手米八斗。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android