宸記

山川 日本史小辞典 改訂新版 「宸記」の解説

宸記
しんき

御記(ぎょき)・御日記とも。天皇日記。平安中期の宇多天皇以後,江戸末期の孝明天皇に至るまで37代が確認されるが,ほとんどが抄本逸文断簡で,原本がまとまって残っているのは「花園天皇宸記」などわずかである。内容は宮廷儀式学問・文芸関係が中心であるが,南北朝時代のものなどには皇位継承に関する政治的な記事もみえる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android