寒の内(読み)かんのうち

精選版 日本国語大辞典 「寒の内」の意味・読み・例文・類語

かん【寒】 の 内(うち)

  1. 一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳諧・毛吹草(1638)三)
    2. 「唐の何とかいふ唐人は、寒(カン)の内(ウチ)に筍を掘らうとしたら」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

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とっさの日本語便利帳 「寒の内」の解説

寒の内

小寒(一月五日頃、寒の入り)から節分(二月三日頃)までの期間。大寒(一月二〇日頃)から二月初め頃までが最も寒い。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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