寒鯛(読み)カンダイ

デジタル大辞泉 「寒鯛」の意味・読み・例文・類語

かん‐だい〔‐だひ〕【寒×鯛】

冬にとれるタイマダイチダイキダイなど。やや深海におり、冬に最も美味とされる。 冬》「―の煮凍り箸に挟みけり/石鼎
コブダイ別名
イラの別名。
[類語]真鯛桜鯛血鯛黄鯛黒鯛甘鯛石鯛瘤鯛こぶだい青鯛糸縒鯛いとよりだい疣鯛いぼだい目鯛金目鯛

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精選版 日本国語大辞典 「寒鯛」の意味・読み・例文・類語

かん‐だい‥だひ【寒鯛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 冬にとれる鯛。冬の鯛。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「寒鯛は背が濃し贄肉なき詩人」(出典:対話(1964)〈香西照雄〉)
  3. ベラ科の海魚。全長六〇センチメートル以上になる。赤みをおびた紫色斑紋はないが、幼魚には体側に白帯がある。雄は成長するにつれて頭部に大きなこぶができる。本州中部以南から東シナ海にかけて分布する。食用にするが美味ではない。こぶだい
  4. 魚「いら(伊良)」の異名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「寒鯛」の解説

寒鯛 (カンダイ)

学名Choerops azurio
動物。ベラ科の海水魚

寒鯛 (カンダイ)

動物。ベラ科の海水魚。コブダイの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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