糸縒鯛(読み)イトヨリダイ

デジタル大辞泉 「糸縒鯛」の意味・読み・例文・類語

いとより‐だい〔‐だひ〕【糸××鯛】

スズキ目イトヨリダイ科の海水魚全長約35センチ。体は細長く、やや側扁し、紅色の地に6本の黄色縦帯が走る。尾びれ上部軟条糸状に伸びている。本州中部以南の近海に多い。冬に美味。いとくりうお。いとより。
[類語]真鯛桜鯛血鯛黄鯛黒鯛甘鯛石鯛寒鯛瘤鯛こぶだい青鯛疣鯛いぼだい目鯛金目鯛

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精選版 日本国語大辞典 「糸縒鯛」の意味・読み・例文・類語

いとより‐だい‥だひ【糸縒鯛】

  1. 〘 名詞 〙 イトヨリダイ科の海産魚。全長五〇センチメートルになる。体は黄赤色で体側に八本、背びれとしりびれに各二本、腹びれに一本の黄色の縦じまがある。尾びれの上端は糸状にのびる。本州中部以南から北西オーストラリアまでの西太平洋に分布。沿岸の水深四〇~一〇〇メートルの泥底にすむ。高級魚で冬に美味とされる。いとより。金線魚。金糸魚。《 季語・冬 》〔日葡辞書(1603‐04)〕〔生物学語彙(1884)〕

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