小代官（読み）こだいかん

精選版 日本国語大辞典

こ‐だいかん ‥ダイクヮン【小代官】

〘名〙 語義未詳。小守護代(こしゅごだい)のことか。

※蔭凉軒日録‐長祿四年（1460）八月一七日「即可_下改_二郡小代官_一、還_二奪取之賊物_一止_中已後綺_上之旨」

出典　精選版 日本国語大辞典

世界大百科事典（旧版）内の小代官の言及

【地頭代】より

…これ当時の利潤を貪らんがために，後日の煩を顧みず，かくのごときの輩をもって代官に補し置くの間，ひとへに公物の備へを忘れ，ただ私用の計を廻らすの由，その聞えあるによってなり〉(《吾妻鏡》)とあるのはこれを示す。さらに地頭代が小代官と称する下級の地頭代を置くこともあった。小地頭代ともいうべき又代官は多く地頭代の従者がこれに任ぜられたため，そこには三重の主従関係もみられた。…

※「小代官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」